
「うわっ、今日パーマかけたばっかりなのに、汗かいちゃった!」「せっかくのパーマ、取れたりしないよね…?」 わかります、その気持ち! パーマをかけた当日は、ちょっとしたことでも不安になりますよね。
特に、駅まで歩いたり、少し動いたりしただけでじわっとかく汗。 ネットで調べても「大丈夫」「いやダメだ」と情報がバラバラで、一体どれを信じればいいのか分からなくなっていませんか?
ご安心ください! この記事では、プロの目線からパーマ当日の汗に関する疑問や不安を、根こそぎ解決します! 正しい対処法さえ知っていれば、もう何も怖くありません。 一緒に、かけたての綺麗なパーマを守り抜きましょう!
- パーマ当日に汗をかいても大丈夫な理由と条件
- 汗をかいた後にすべき正しい髪のケア方法
- パーマを台無しにしないための絶対的なNG行動
- かけたてのカールを長持ちさせるための秘訣
- パーマ当日の汗は大丈夫?気になる疑問を徹底解説
パーマ当日の汗は大丈夫?気になる疑問を徹底解説

パーマをかけた当日の汗、結論から言うと少量であれば過度に心配する必要はありません! しかし、かけたての髪は非常にデリケートな状態。 油断は禁物です。
この章では、なぜパーマ当日の汗に注意が必要なのか、その科学的な理由から、もし大量の汗をかいた場合のリスクまで、あなたの「どうして?」という疑問にスッキリお答えしていきます。
これを読めば、漠然とした不安が解消されること間違いなしですよ!
・結論:パーマ当日の汗は少量ならOK!でも注意が必要
・なぜパーマ当日の汗がNGと言われるの?髪の仕組みから解説
・パーマの薬剤が髪に定着するまでの時間とは?
・デジタルパーマと普通のパーマで汗の影響は違う?
・もし大量に汗をかいてしまったらどうなる?
・汗でパーマが取れる可能性は?
・汗による髪のうねりや広がりへの影響
結論:パーマ当日の汗は少量ならOK!でも注意が必要

はい、もう一度言いますね! パーマ当日にじわっとかく程度の汗なら、すぐにパーマが取れてしまうことはないので安心してください。 「あ、ヤバい!」とパニックになる必要は全くありません。
ただし、これは「濡れた髪をそのまま放置しない」という条件付きのOKです。 パーマ後の髪は、まだ化学反応が完全に終わっておらず、非常に不安定な状態。 汗(水分)で濡れたまま放置してしまうと、せっかくのカールがだれてしまう原因になりかねないのです。
大切なのは、汗をかいた後の適切なケア。 焦らず、正しく対処することが綺麗をキープする秘訣です!
なぜパーマ当日の汗がNGと言われるの?髪の仕組みから解説

そもそも、なぜパーマ当日は色々な「NG」があるのでしょうか。 それは髪の内部構造の変化に理由があります。
パーマは、薬剤を使って髪の内部にある「シスチン結合」という頑固な結びつきを一度切り離し、ロッドで巻いたカール状態で再結合させる、という仕組みです。
- 1剤(アルカリ性): 髪の表面を覆うキューティクルを開き、髪内部の結合を切断する。
- 2剤(酸性): カールがついた状態で、切断した結合を再び繋ぎ合わせる(酸化)。
この2剤による再結合、実は施術が終わった瞬間にはまだ完璧ではありません。 空気中の酸素に触れることで、ゆっくりと時間をかけて固定されていくんです。
美容室で「今日はシャンプーしないでくださいね」と言われるのは、この結合が安定していない状態で、洗浄力の強いシャンプーを使ったり、ゴシゴシこすったりするのを避けるため。 汗も同じ水分なので、大量の汗で髪がびしょ濡れになると、この不安定な結合に影響を与え、カールが緩む原因になり得る、というわけですね。
パーマの薬剤が髪に定着するまでの時間とは?

パーマの化学反応が完全に終了し、髪の構造が安定するまでには、一般的に24時間〜48時間かかると言われています。 つまり、丸1日〜2日間は、髪が非常にデリケートな「安静期間」だと考えてください。
この期間は、髪のpHバランスもアルカリ性に傾いており、キューティクルが開きやすい状態です。 キューティクルが開いていると、髪内部の水分や栄養が逃げやすく、外部からのダメージも受けやすくなります。
ですから、施術後48時間は、できるだけ髪に余計な刺激を与えないことが、パーマを長持ちさせるための重要なポイントになります。 汗をかいたら放置しない、というのはこのためなんですね。
デジタルパーマと普通のパーマで汗の影響は違う?

「私がかけたのはデジタルパーマだけど、それでも同じなの?」そんな疑問を持つ方もいるかもしれませんね。 結論から言うと、デジタルパーマの方が、比較的、汗の影響を受けにくいと言えます。
パーマの種類 | 特徴 | 汗への耐性 |
---|---|---|
コールドパーマ(普通のパーマ) | 薬剤の力のみでカールを形成。髪が濡れている時にカールが強く出る。 | △ |
デジタルパーマ | 薬剤に加えて熱処理を行う。乾いている時にカールが再現されやすい(形状記憶)。 | 〇 |
デジタルパーマは、熱の力でカールをしっかりと髪に記憶させるため、コールドパーマに比べて結合が強く、形状が安定しやすいのが特徴です。 そのため、多少の汗で濡れてもカールがだれにくい傾向にあります。
ただし! これはあくまで「比較すれば強い」という話。 デジタルパーマであっても、施術当日の髪が不安定なことに変わりはありません。 「デジパだから汗をかいても平気!」と油断せず、同様に優しくケアしてあげることが大切ですよ。
もし大量に汗をかいてしまったらどうなる?

例えば、真夏の炎天下を歩き回ったり、ジムでトレーニングしたりして、髪がびっしょり濡れるほど大量の汗をかいてしまった場合。 これは、少量の場合とは少し話が変わってきます。 大量の汗は、髪にとって「シャワーでしっかり濡らした」のに近い状態です。
前述の通り、パーマ後の不安定な髪が長時間、大量の水分にさらされると、再結合しようとしているシスチン結合がうまくいかず、カールが緩んだり、だれてしまったりするリスクが高まります。
特に、汗に含まれる塩分や皮脂が髪や頭皮に残ることで、臭いやベタつき、かゆみの原因になることも。 もし大量に汗をかいてしまったら、決して放置せず、後述する対処法を速やかに行ってください!
汗でパーマが取れる可能性は?

「パーマが取れる」という表現には少し幅がありますが、「かけたてのカールが完全にストレートに戻ってしまう」という意味では、当日の汗だけでそこまで心配する必要はほとんどありません。 ご安心ください。
ただし、「カールが緩む」「ウェーブがだれる」といったレベルでの”取れかけ”状態になる可能性は十分にあります。 特に、髪が細く柔らかい方や、ダメージが進行している髪は、パーマがかかりにくい(定着しにくい)傾向があるため、より汗の影響を受けやすいと言えるでしょう。
「私の髪、パーマが取れやすいんだよね…」と自覚がある方は、特にパーマ当日は汗をかくような行動を避けるのが賢明です。
汗による髪のうねりや広がりへの影響

パーマをかけていない「くせ毛」の方が、湿気や汗で髪がうねるのと同じ原理です。 パーマヘアも、汗という水分を含むことで、髪の水素結合が一時的に切れてしまいます。 乾く際に、その結合がバラバラの状態で再結合すると、余計なうねりや広がりとして現れることがあります。
せっかく綺麗なカールを作ったのに、意図しない場所が「ボワッ」と膨らんだり、変なクセがついたりするのは避けたいですよね。
これもやはり、汗で濡れた髪を放置せず、パーマのカールを再現するように優しく乾かしてあげることが解決策となります。
パーマ当日の汗はこれで安心!正しい対処法とNG行動

パーマ当日に汗をかいちゃっても、もう大丈夫! この章では、具体的な対処法をプロが伝授します。 外出先でサッとできる応急処置から、お家での本格的なケア、そして「これだけは絶対にやめて!」というNG行動まで、わかりやすく解説していきますね。
この通りに実践すれば、汗のトラブルなんて怖くありません。 パーマの持ちも格段にアップしますよ!
・汗をかいた後の基本の対処法【ドライヤー活用術】
・外出先で汗をかいた時の応急処置
・パーマ当日のシャンプーはやっぱりNG?
・運動やお風呂はいつからOK?具体的な時間
・【絶対ダメ!】パーマ当日の汗に関するNG行動3選
・夏場のパーマ!汗対策で気をつけるべきこと
・パーマを長持ちさせるための翌日以降のヘアケア
・汗の臭いが気になる時の対処法
汗をかいた後の基本の対処法【ドライヤー活用術】

家に帰ってきて、汗で髪が湿っているなと感じたら、すぐにドライヤーで乾かしましょう。 自然乾燥は絶対にNGです! 以下の手順で、パーマを復活させるように乾かすのがポイントです。
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タオルドライで優しく水分オフ ゴシゴシこするのは厳禁! タオルで髪を挟み込み、パンパンと優しく叩くようにして、根本の水分を吸い取ります。
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ドライヤーの「弱風」か「冷風」で乾かす 強風や熱風は、不安定な髪にダメージを与えてしまいます。 まずは根本を中心に、指の腹で頭皮を優しくこするようにしながら乾かしてください。
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カール部分は持ち上げるように 毛先やカールがついている部分は、手のひらに乗せて優しく持ち上げ、下から風を当てるようにして乾かします。 指でクルクルねじりながら乾かすのも効果的ですよ!
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スタイリング剤はつけない 当日は、髪をリセットさせるのが最優先。 ワックスやムースなどのスタイリング剤は、翌日以降にしましょう。
このひと手間が、翌日以降のスタイリングのしやすさを大きく左右します。 私の場合、お客様には「当日は髪をいたわる日にしてくださいね」と、このドライヤー術を必ずお伝えしています。
外出先で汗をかいた時の応急処置

問題は、すぐにお風呂やドライヤーが使えない外出先ですよね。 そんな時でも、できることはあります! ポイントは「水分をできるだけ早く取り除くこと」です。
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乾いたハンカチやティッシュで押さえる 汗で湿った髪の生え際や襟足などを、乾いたハンカチやティッシュで優しく押さえて、水分を吸収させましょう。 ここでもゴシゴシこすらないのが鉄則です。
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うちわや扇子、携帯扇風機で風を送る 水分を取った後、少しでも早く乾かすために風を送ります。 髪から少し離して、優しく風を当てるのがコツ。 これだけでも、何もしないのとは大違いです。
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髪をきつく結ばない 「暑いから」といって、濡れた髪をゴムできつく結んでしまうのはNG。 変な跡がついてしまい、パーマの形が崩れる原因になります。 もし結ぶなら、シュシュなどでふんわりとまとめる程度に留めましょう。
パーマ当日のシャンプーはやっぱりNG?

はい、これは鉄板のNGです! 美容室で必ず言われることだと思いますが、パーマ当日のシャンプーは絶対に避けてください。 理由はもうお分かりですよね。
パーマが完全に定着する前に、洗浄力の強いシャンプーで洗ってしまうと、カールが著しく緩む原因になります。 また、汗をかいたからといって、お湯で洗い流す「湯シャン」も避けた方が無難です。
髪が完全に濡れてしまう行為は、すべてリスクになると考えましょう。 どうしても気持ち悪い場合は、後述するお風呂の入り方を参考に、翌朝以降にシャンプーするのがベストです。
運動やお風呂はいつからOK?具体的な時間
パーマをかけたら、日常生活のタイミングも気になりますよね。 特に汗をかく行為については、以下の時間を一つの目安にしてください。
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激しい運動(ジム、ランニングなど): 最低でも48時間後からにしましょう。 大量の汗をかくことは、パーマにとって最も避けたい状況の一つです。
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お風呂(湯船に浸かる): 当日はシャワーで済ませるのが理想です。 もし湯船に浸かりたい場合は、髪が濡れないようにシャワーキャップやタオルでしっかりと保護し、長湯は避けてください。 本格的な入浴は**翌日(24時間後)**以降が安心です。
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サウナや岩盤浴: 高温多湿の環境は、パーマにとって過酷です。 こちらも48時間以上、できれば1週間程度は避けることをおすすめします。
「私であれば、大事なパーマを守るために、施術後2日間は安静期間と割り切りますね!」 少しの我慢が、美しいカールを長持ちさせます。
【絶対ダメ!】パーマ当日の汗に関するNG行動3選

これだけは絶対にやめて! という、パーマ当日の汗に関するNG行動をまとめました。 うっかりやってしまいがちなので、しっかり頭に入れておきましょう。
NG行動 | なぜダメなのか? |
---|---|
汗で濡れた髪を自然乾燥させる | 濡れた状態が長く続くと、カールがだれて固定されてしまう。雑菌が繁殖し、臭いや頭皮トラブルの原因にも。 |
濡れたままブラッシング・コーミング | 濡れた髪はキューティクルが開いていて非常にデリケート。摩擦でキューティクルを傷つけ、切れ毛やダメージの原因になる。 |
きつく結ぶ・帽子を長時間かぶる | 濡れた状態で圧力がかかると、変な跡がついてパーマの形が崩れてしまう。蒸れて頭皮環境が悪化するリスクも。 |
これらの行動は、せっかくのパーマを台無しにしてしまう可能性大です。 「汗をかいたら優しく乾かす」これを合言葉にしてくださいね。
夏場のパーマ!汗対策で気をつけるべきこと

特に汗をかきやすい夏場にパーマをかける際は、事前の対策も重要です。
- 美容室へはラフな格好で: 行き帰りに汗をかかないよう、涼しく通気性の良い服装を心がけましょう。
- 予約時間に余裕を持つ: 急いで走って汗だく…なんてことを避けるため、時間に余裕を持って家を出ましょう。
- 日傘や帽子の活用: 直射日光を避けるだけでも、汗の量はかなり抑えられます。ただし、締め付けのきつい帽子は避け、通気性の良いものを選んでください。
- ネッククーラーや制汗シートの活用: 首元を冷やすと、顔や頭皮の汗を効果的に抑えられます。髪につかないタイプの制汗シートで、こまめに汗を拭くのも良いですね。
ちょっとした工夫で、当日の汗リスクはかなり減らせます。 ぜひ試してみてください。
パーマを長持ちさせるための翌日以降のヘアケア
パーマ当日の危機を乗り越えたら、次はパーマを長持ちさせるための本格的なケアの出番です!
- シャンプーは洗浄力の優しいものを: アミノ酸系など、マイルドな洗浄成分のシャンプーを選びましょう。
- トリートメントで保湿&補修: パーマでダメージを受けた髪には、保湿と補修が不可欠です。インバストリートメント(洗い流すタイプ)とアウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)のダブル使いがおすすめです。
- 濡れたらすぐ乾かす習慣を: これは当日だけでなく、毎日続けることが大切です。自然乾燥は美髪の天敵と心得ましょう。
- スタイリング剤をうまく使う: 乾かす前にカール用のムースやミルクをつけ、パーマの形を再現しながら乾かすと、綺麗なカールが一日中キープできますよ。
正しいケアを続ければ、パーマは2ヶ月、3ヶ月と綺麗な状態を保てます。
汗の臭いが気になる時の対処法

パーマ当日の汗で気になるのが、薬剤の臭いと汗の臭いが混じってしまう問題ですね。 当日はシャンプーができないので、本当に困りますよね。
そんな時は、ドライシャンプーを試してみてください。 スプレータイプやパウダータイプのものがあり、頭皮の余分な皮脂や汗を吸収して、気になる臭いやベタつきを軽減してくれます。 ただし、使う際は髪をかき分けて頭皮に直接つけ、髪自体にはあまり付着させないように注意してください。
そして、翌日シャンプーをする際は、頭皮を指の腹でマッサージするように、いつもより少し丁寧に洗ってあげると、臭いの元となる皮脂や汚れがスッキリ落ちますよ。
パーマ当日の汗に関する最終チェックリスト
- パーマ当日の少量の汗は問題ない
- 髪の内部結合が不安定なため注意は必要である
- パーマの薬剤定着には24〜48時間かかる
- 汗で濡れた髪は放置せず必ず乾かすこと
- ドライヤーの冷風または弱風で優しく乾かすのが基本
- 自然乾燥はカールの緩みや臭いの原因となる
- 汗をかいた後のブラッシングは避けるべき
- 当日のシャンプーは厳禁である
- 激しい運動や長時間の入浴は48時間後からが望ましい
- スタイリング剤の当日の使用は控える
- デジタルパーマはコールドパーマより比較的汗に強い
- 汗によるうねりはスタイリングで修正可能である
- 翌日以降は保湿を中心としたヘアケアを重視する
- 夏場は日傘や通気性の良い帽子で汗対策を行う
- 正しい知識があればパーマ当日の汗は怖くない